ハネカクシ科/アオバアリガタハネカクシ

人体上にとまり皮膚炎を発生させる。

カミキリモドキ科/アオカミキリモドキ

夜間灯火に飛来し、水泡性皮膚炎を起こす。九州から北海道に分布する。

キクビカミキリモドキ

夜間灯火に飛来し、水泡性皮膚炎を起こす。北海道の山地に多い。

ツマグロカミキリモドキ

夜間灯火に飛来し、水泡性皮膚炎を起こす。北海道から沖縄に分布する。

キイロカミキリモドキ

夜間灯火に飛来し、水泡性皮膚炎を起こす。九州から北海道に分布する。

ハイイロカミキリモドキ

夜間灯火に飛来し、水泡性皮膚炎を起こす。本州以南の海岸付近に多い。

ヅグロカミキリモドキ

夜間灯火に飛来し、水泡性皮膚炎を起こす。本州以南の海岸付近に多い。

ツチハンミョウ科/マメハンミョウ

豆か植物の葉を食害し、農作業中に被害を受け、水泡性皮膚炎を起こす。

ゴミムシダマシ科/コクヌストモドキ

貯粉、菓子類の害虫としてもっとも有名である。

コメノゴミムシダマシ

貯粉、菓子類の害虫。

ホソヒラタムシ/ノコギリヒラタムシ

貯蔵穀物、菓子類の被害が多い。

カツオブシ虫科/ヒメマルカツオブシムシ

幼虫は、動物性の衣類、昆虫の乾燥標本などを食害する。

ヒメカツオブシムシ

幼虫は、生糸他種々の乾燥動植物を食害する。

ハラジロカツオブシムシ

鰹節、煮干など動物性食品などを食害する。

ケシキスイ科/クリヤケシキスイ

乾燥果実を食害し、製麹工場、発酵工場などに多い。

ヒョウホンムシ科/ニセセマルヒョウホンムシ

乾燥動植物質食品、動物標本を食害する。

ナガヒョウホンムシ

乾燥動植物質食品、動物標本を食害する。

シバンムシ科/タバコシバンムシ

煙草などの乾燥植物体、貯蔵穀物、菓子類、畳表などを食害する。

ジンサンシバンムシ

煙草などの乾燥植物体、貯蔵穀物、菓子類、畳表などを食害する。

クシヒゲシバンムシ

畳表の生地などを食害する。種々の建材を食害する。

マツザイシバンムシ

針葉樹の枯材、乾材を食害する。

ケブカシバンムシ

枯材を食害する。

ナガシンクイムシ科コナナガシンクイ

貯蔵穀物、コルクを食害する。

チビタケナガシンクイ

竹材を加害する。

ニホンナガシンクイ

竹材を加害する。

ヒラタキクイムシ科ヒラタキクイムシ

ラワン・ナラ材の被害が多い。

日本には毒蛾科に属する蛾が約５０種類分布しているが、次の２種類が特に重要である。

ドクガ

日本全国に分布し成虫の前翅長12〜22�o。静止するときは翅を屋根型にたたんで三角形状になる。幼虫には長毛が蜜生しているが、皮膚炎を起こすのはこの毛ではなく、肉眼で見る事が出来ない微小な毒針毛により生ずる。成虫は走光性が強く、大発生時灯火に飛来して問題になる。

チャドクガ

本州以南に分布し、幼虫は和名のように茶の害虫である。他に山茶・花椿・枇杷なども食害する。成虫は7〜8月と10月頃の年2回発生する。

マツカレハ

日本全国に分布し、幼虫は赤松黒松ヒマラヤスギなどの葉を食べる。マツ毛虫とも呼ばれている。ドクガに似た毒針毛があって被害を受ける。

ツガカレハ

日本全国に分布し、幼虫はトウヒ・モミ・落葉松・ヒマラヤスギなどの葉を食べる。

イラガ科に属する蛾の幼虫はナメクジの様でサボテンのとげ状の毒針を持っている。中が管状になっており注射器型である。

イラガ

日本全国に分布し、幼虫は柿・桜・梅・楓・柳などの葉を食害する。

クロシタアオイラガ

日本全国に分布し、幼虫は桜・欅・くぬぎなどの葉を食害する。

アオイラガ

日本全国に分布し、幼虫は柿・梨・柳などの葉を食害する。

ヤネホソバ

本州以南に分布し、幼虫は屋根や板壁のコケ類を食べて生活する。

アメリカシロヒトリ

ヒトリ蛾類として最も普通な種類。幼虫は雑食性で、日本で記録されただけでも360種以上の植物を害する。街路樹や庭木の大害虫である。

メイガ科は多くの種類を含む巨大な一群で農作物害虫も多数いる。穀物、菓子などを加害する食品害虫としても知られている。

ノシメマダラメイガ

幼虫が穀類・穀粉・菓子・乾果どを食害する重要な害虫である。

スジマダラメイガ

ノシメマダラメイガ同様に穀類・穀粉・菓子・乾果どを食害する害虫であるが、特に製粉工場に多い。

コクガ

小さな蛾で幼虫は穀粉を食害する。

イガ

幼虫は衣類、特に毛織物の害虫である。